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魔法少女まどか☆マギカの視聴感想

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こんにちは、オタキューです!

 

今回は、魔法少女まどか☆マギカの視聴感想を書いていこうと思います。

 

僕の評価

前提条件:評価はSを最上位とし、ABCDまでの5段階評価とします。

項目は①作画、②脚本、③音楽の要素を評価します。

 

魔法少女まどか☆マギカ

①作画:S

②脚本:S

③音楽:S

 

評価項目の詳細は下記を参考にしてください。

 

anime9.hatenablog.com

 

僕の総評

奇跡も魔法もあるんだよ。

 

多くの油断したアニメおたくを恐怖のどん底に突き落とした、まるで悪魔のようなアニメです。

 

魔法少女とかキャッチーな名前付いている癖に内容がどす黒過ぎて、マジで引くレベル。

 

当時リアルタイムで見ていて、数多くアニメを見てきた中でこれほど続きが早く見たい!と思わせるアニメはないだろう。

 

そして、11話と最終話が震災と同時に放映が中止されるも、普通であればそのまま放映されずに終わってしまうと思われていたが、新聞の一面広告と共に2話同時放映がされたりと、深夜アニメとしては珍しい優遇加減でした。

 

内容は、作画、脚本、音楽と全てにおいて非常に高いレベルで融合されていて、一種の芸術作品を思わせるような場面も。

 

とにかく言えることは、とりあえずアニメ見たいと言った人に真っ先に進めたいアニメの一つだと思ってます。

 

僕の中では、efについで2番目に好きです。

 

なんかどっちもシャフトなんだけど、たまたまですからね!

 

作品考察、感想の詳細(ネタバレ注意!)

あらすじ

 

願いを叶えた代償として「魔法少女」となり、人類の敵と戦うことになった少女たちに降りかかる過酷な運命を、優れた魔法少女となれる可能性を持ちながらも傍観者として関わることになった中学生・鹿目まどかを中心に描く。

本作はすでに類型が確立している魔法少女ものというジャンルに新たな切り口を導入することを意図した作品であり、題名に魔法少女を冠してはいるが、いわゆる魔法少女ものというよりも魔法少女をモチーフにしたダーク・ファンタジーとしての作風が色濃い。「マギカ (Magica)」は、「魔法の」を意味する形容詞「magicus」の女性形。

魔法少女まどか☆マギカ - Wikipedia

 

奇跡も魔法もありゃしない、あるのは絶望だけだ。魔女は魔法少女の成れの果て、願いを叶えた瞬間に運命は決まっている。

 

奇跡の対価なんてそんなもんだ。

 

なんてキャッチコピーがあれば少しは警戒したかもしれない。

 

当時は、アニメ制作のスタッフが蒼樹うめさんがキャラデザで、魔法少女かあなんて軽い感じで面白いんかなーなんて思ってまして、特別警戒はしていませんでした。

 

ちょうどアニマックスとかのライブで、カラフィナって歌手グループがいるのを知って、歌うめーなーって思って、この人達がED歌うのかーなんて思って。

 

でもなんかおどろおどろしい感じだよ?うん?みたいな感じで、監督はまあいつものシャフトかあーなんて見ていると、『虚淵』の名前が。

 

え?

 

あの虚淵?いやいやまさか、魔法少女なんかで出てこないやろ…これは何かの間違い、人違いだろ、なんて思ってましたが!わざわざ検索エンジンでポチッと調べてみたんですよ。

 

そしたら、ああ、おれの知っている虚淵さんだった…何これヤバイの?内臓とかじゃんじゃか出てきちゃうの?血で血を洗うバトルものなの?薬で狂ったまどかとか見たくないよ、とか、考えに尽きない経験を味わいました。

 

そうこうしているうちに放映されたわけですが、絵柄はまあかわいいのでほのぼのしてるなーって、ほむらちゃんが敵として出てくるけど、最後は一緒になって魔女と戦うのかなーという程度の浅い考察しかしていませんでした。

 

本当に、いやいやまさかそんな、ありえないっしょ!みたいな感じだったんで。

 

血だまりスケッチなんて言われたりもしてましたね!

 

そんなこんなで、3話くらいになってマミさんが死亡フラグ的なことをめっちゃ口走ってて、いやいやそんなことは起こらないはずだよね、マミさん強いもの。とか思いつつ話は進みます。

 

そして、お菓子の魔女と対峙するわけですが…。

 

そのとき僕は何も考えてなかったんですよ、どうやってこいつ倒すのかなーって考えてまして、なんか音楽がボス戦曲みたいな感じだったのは気がかりでしたが、まあ普通の戦闘なのかなって。

 

そしたら、気がついたらあれ?って。

 

あれ、マミさん死んどるんねんけどって。

 

うん?え…なに?はあ!?

 

ここから頭が高速でフル回転で回り始めました。

 

ちょっとまって、今なんか死んだけどめちゃくちゃあっさり死んだけどなんなの?魔法少女アニメだよね?カードキャプター的な感じでいくんじゃねーの?

 

やっぱり虚淵なの?ああ、そっか、虚淵なら仕方ないねってことなの?なんであいつアニメに参加してんの?エロゲから出てきちゃダメだろあいつだけは!

 

そこでほむらちゃんがお菓子の魔女をバシッとやっつけて、言ったセリフが

魔法少女ってこういうことよ。

 

なんて言って!!

 

工工エエェェェェェェェ(゚Д゚)ェェェェェエエエ工工

 

ここで流れるマギアがまた!!エグい!エグすぎる!

 

そして僕はこの作品に命をかけることを誓いました。

 

なもんで、そっからはもう全力でしたね。

 

誰よりも早く見ておかないと、ネタバレされる恐怖にかられていました。

 

毎日毎日、まどマギのことを考え考察し、どういう展開になっていくか予想したりしました。

 

でも、ことごとく外れて最悪のさらに最悪のことが毎回発生していました。

 

マジで虚淵さん狂っとるで…。血も涙もあらん人やで…と。

 

ソウルジェムが本体なんだよ!って、お前エグすぎだろう普通に考えて。

 

ただエグいだけではない、この作品は本当に非常に丁寧に人を殺していく。

 

これって簡単なようで実はかなり難しいと思っていて、なんか死んだって出来事が軽くなってしまうと、共感も感動も絶望も何もかも起きない可能性があるので、かなり慎重にやらないとダメだと思うんです。

 

虚淵さんは、その頃はバッドエンドクリエイターと呼ばれていたので、実はそんなことおちゃのこさいさいで、エロゲで培ってきたスキルを存分に生かしまさに水を得た魚のように、キャラを絶望に落とし、視聴者も絶望に落とし、ということを次々にやってのけた。

 

本当すごかったなあ。

 

そんなこんなで話は進み、さやかちゃんは幼馴染の病気のために魔法少女になるし、京子ちゃんはさやかちゃんのために捨身技使ってさやかちゃん倒すし、ほむらちゃんはタイムリーパーだったし、まどかは最終話まで変身しないし。

 

ほむらちゃんどんだけだよ…とクレイジーサイコレズの片鱗を見せているところが僕は大好きなんですがw

 

でもやっぱりまどかが好きかなあ、ちなみに妻はさやかちゃん派。

 

まあ、なんていうか、いろいろと本当に信じられないアニメだったですね!!

 

まとめ

ある程度は予測はできていたのに、こういった展開は予想できず悔しい思いもしましたが、これはこれですごく楽しかったので全然不満はありませんね。

 

やっぱり考察が盛り上がるようなアニメって勢いがあって面白い!

 

低レベルな、簡単なアニメってあまり好きではないので正にドンピシャタイトルだったと思います。

 

ただ、もっとこの作品を楽しむためにはある要素が必要だと思ってます。

 

それは、多数のアニメ作品を見てから見るということです。

 

このアニメは、一般的常識を破壊していくアニメです。予定調和というものに唾を吐きつけながら展開していくアニメです。

 

よって、より楽しむためにはアニメに対する一般的な常識をまずは用意しないといけないのかなと考えてます。

 

もし、最初に見てしまったアニメがこれだった場合、きっとたいていの有象無象のアニメ達がつまらなく見えることでしょう。

 

これはこれ!って分けて考えられるような人であれば、そんなことないのかもしれませんが!

 

そんな感じ!

 

おわりっ